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第18回日中韓国際ランドスケープ専門家会議(最新報)

※11月9日更新

第18回日中韓国際ランドスケープ専門家会議・2023年度関西支部大会(合同開催)

公益社団法人日本造園学会は,第18回日中韓国際ランドスケープ専門家会議を,2023年度日本造園学会関西支部大会(京都)と合同で開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

■大会テーマ:アジアから発信する次世代のランドスケープ-伝統と革新

■大会趣旨

アジアには,豊かな自然や文化に根差した伝統があり,それが美しい景観として立ち現れています。同時に,技術革新の最前線として,その景観はダイナミックに変化しています。

この会議では,ランドスケープの専門家が一堂に会し,伝統と革新の両軸において研究や実践の成果を共有して,我々が直面する諸課題へどのように応えることができるのかを探求します。例えば,気候変動への対応,災害リスクの抑制,生物多様性の向上,大気汚染の防止,水資源の適正管理,大量廃棄物の処理,文化的景観の保全,健康で幸せな暮らしの確保,美しい景観の形成といった課題が想定されます。このような難題に応える上で,自然との共生に由来するランドスケープの伝統技術は,ネイチャー・ポジティブという地球規模の目標を追い風に,社会の持続可能性を実現するためのヒントを与えてくれるに違いありません。

自律分散型の次世代インターネットWeb3.0の時代が到来し,人工知能や仮想現実をはじめとする技術革新とともに,時間と空間の両軸で私たちの取り組みの領域が拡大するでしょう。技術革新の果実を活用し,これらの課題に真正面から立ち向かう主人公として,持続可能な次世代ランドスケープの有り様を世界へ発信することを目標とします。

■開催期間:2023年11月10日(金)~11月12日(日)

■開催方式:ハイブリッド(ただし発表者は原則対面で発表,また対面のみのプログラムあり。無断でプログラムを配信することを禁止します。)

■開催場所:京都市内および周辺各所,京都大学 北部総合教育研究棟 他

■主催:日本造園学会,中国風景園林学会,韓国造景学会

■共催(公財)国際花と緑の博覧会記念協会

■後援:国土交通省,環境省,京都市

■協賛(一社)日本造園建設業協会,(一財)公園財団,(公財)都市緑化機構,(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会,(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会関西支部,阪神造園建設業協同組合

 

■日程概要

 

■参加費:一般3,000円,学生1,000円(日中韓・関西支部共通)
(現地参加・オンライン参加共通,事前申込・決済サイトPeatix
※Peatix決済は終了。事前申込なく会場にて受付できます。
※学生企画ツアーは別途参加費(保険代含む)を申し受けます。

■開催地位置:(国際シンポジウム,口頭発表,ポスター発表会場)
京都大学 北部構内(京都市左京区北白川追分町)
【アクセス方法】
こちらで「吉田キャンパス」までのアクセスをご確認ください。
こちらで「北部構内」の位置をご確認ください。
こちらで「北部総合教育研究棟(13番)」「旧演習林事務室(15番)」の位置をご確認ください。

■問合せ先:第18回日中韓国際ランドスケープ専門家会議・2023年度日本造園学会関西支部大会(合同開催)実行委員会
問合せフォーム

※11/11(土)午前中の国際シンポジウムは一般公開のプログラムです。

※ポスター発表は日中韓専門家会議と関西支部大会の合同で開催します。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,全プログラムがオンラインになる可能性もあります。

※関西支部大会の研究・事例発表については,あわせて右カラム「学会支部」の「関西支部」より2023関西支部大会情報をご覧ください。

※本会議・大会にあわせて11/11(土)17時30分より懇親会(現地参加のみ,一般6,000円,学生1,000円 事前申込・決済サイトPeatix)を開催します。ポスター会場の趣あるバンガロー風木造建築で,温かいお料理を囲みながら,交流をお楽しみください。但し,新型コロナウイルス感染症の状況により変更する可能性もあります。
※Peatix決済は終了。事前申込なく会場にて受付できます。

※IFLA-APR 2023 日本大会が2023年11月16日~18日に東京にて開催されます。詳しくは公式サイトをご覧ください。
IFLA-APR2023 JAPAN

 

— 各プログラム —

■見学会

日時:11月10日(金) 10:00~16:00
場所:清風荘庭園,無鄰菴庭園
参加者:満員御礼
(造園CPD認定プログラム)

行程:
10:00-11:30 清風荘庭園(専門家による解説)
13:30-16:00 無鄰菴庭園(職人による庭園管理実演)

※各庭園に直接集合し案内を開始します。ツアー開始時刻に遅れないようご協力をお願いいたします。

※2庭園間の移動と昼食は参加者各自でご準備ください。交通手段や食事場所については追ってお知らせします。

※午後の行程の終了後,同じ場所で解散となります。交通手段の手配は行いませんのでご予定ください。

 

■学生企画ツアー

日時:11月10日(金) 10:00~17:00
参加者:各コース10名程度(コース詳細はこちら
(造園CPD認定プログラム)
※別途参加費1,000円(保険料含む)を申し受けます。

<コース1>京都の生物多様性:山と都市のつながり
Biodiversity in Kyoto City: The Connection between Mountains and Cities

<コース2>京都の水路と町の文化・歴史・発展のつながり
Kyoto Waterways: How water influenced Kyoto’s culture, history and evolution

<コース3>洛西エリア:都市と自然の調和を感じるツアー
Rakusai Area: Experience the Harmony of Urban and Natural Environments

<コース4>建築とランドスケープ
Architecture and Landscape

<コース5>日本庭園ディスカッションツアー〜新たな庭の価値を求めて〜
Japanese Garden Discussion Tour ~ Seeking new garden values ~

<コース6>物語からみる京都の日常のランドスケープ
Landscape of Kyoto’s Daily Life reading from the Stories

※造園を学ぶ学生たちが,この国際会議のテーマに沿って厳選された場所を案内します。

※ツアーの各グループは11月12日の閉会式でフィールドワークの成果を発表し,修了証書が授与される予定です。

 

■シンポジウム

日時:11月11日(土) 09:30~12:00
会場:京都大学 北部総合教育研究棟 益川ホール(Zoom配信予定)
参加者:一般公開(無料)
言語:英語(自動翻訳字幕投影予定)
(造園CPD認定プログラム)

Zoomリンク
https://zoom.us/j/97303449621?pwd=d3pjek5GcEhxWk1tQUZHbTl2azVKQT09
ミーティング ID: 973 0344 9621
パスコード: 942743

 

テーマ:アジアから発信する次世代のランドスケープ-伝統と革新

プログラム:

1.開会挨拶

Tae-Kyung Kim(韓国造景学会 会長)
Jia Jian-zhong(中国風景園林学会 副会長)
柳井重人(日本造園学会 会長)

2.基調講演
柴田 昌三(京都大学大学院 教授)
温故知新:Learning Wisdom for Advanced Design from the Millennium Capital City Kyoto

3.パネルディスカッション
<登壇者>
Xiang-rong Wang(Beijing Forestry University 教授)
Youngmin Kim(University of Seoul 教授)
柴田 昌三(京都大学大学院 教授)
<モデレーター>
新保 奈穂美(兵庫県立大学大学院 講師)

※CHSLAとKILAのパネリストに,シンポジウムのテーマに沿った話題提供をして頂きます。その後,モデレーターによる質疑応答が行われます。

 

■ポスター発表(日中韓専門家会議と関西支部大会の合同)

期間:11月11日(土)~12日(日)
11月11日:
展示開始は9:30,ポスターセッションのコアタイムは16:00~17:30です。
11月12日:
ポスターセッションのコアタイムは12:00~13:00,展示は18:00まで。

会場:京都大学 北部総合教育研究棟展示ホール及び隣接室
発表者:54件 ポスターリスト(PDF)
(造園CPD認定プログラム)

※歴史と文化,景観技術,計画とデザイン,景観生態学,情報技術,またはシンポジウムのテーマに関連する内容。

※発表は英語で行うことを推奨しますが,母国語での発表を希望される方は,翻訳ツールを持参するなどして,聴衆の理解を得られるように配慮してください。

※ポスターは,英語または母国語で作成することができます。ただし,母国語でポスターを作成する場合は,当日英語での発表ができない場合に備えて,英語のキーワードを入れるなど,内容を効果的に伝える工夫をしてください。

※ポスターのサイズは,A1サイズ(横594mm×縦840mm),縦長でお願いします。

※国内から参加される方はポスターを11/11に会場へ直接持参の上,指定された場所へ,指定時間までに貼り出してください。

 

■口頭発表

日時:11月12日(日),09:20~16:50
会場:京都大学 北部総合教育研究棟 益川ホール(Zoom配信予定)
発表者:JILA,CHSLA,KILAから推薦された座長および発表者
※会場またはオンラインでの視聴には事前申込・参加費決済が必要です。
言語:英語(自動翻訳字幕投影予定)
(造園CPD認定プログラム)

プログラム:

セッション1 (09:30-10:40) 歴史と文化
座長:黒田 乃生(筑波大学 教授)
張 平星(東京農業大学 准教授)
Jie Liang(Southeast University 講師)
Kwangmin Ham(Gangneung-Wongju National University 助教授)

セッション2 (10:50-12:00) 造園技術
座長:Huai-Yue Liang(Hainan University 教授)
Xin-Chen Hong(Fuzhou University 准教授)
Yonghoon Ha (Hanyang University 博士課程)
當内 匡(株式会社庭樹園 代表取締役)

セッション3 (13:00-14:10) 計画とデザイン
座長:Youngmin Kim(University of Seoul 教授)
Youngmin Kim(University of Seoul 教授)
戸村 英子(工学院大学 准教授)
Ji-Zhong Shao(Huazhong Agricultural University 教授)

セッション4 (14:20-15:30) ランドスケープエコロジー
座長:今西 純一 (大阪公立大学大学院 教授)
貫名 涼(京都大学大学院 助教)
Shu-Hua Li(Tsinghua University 教授)
Youngkeun Song(Seoul National University 准教授)
※予期せぬ事態により発表ができなくなったSong准教授に代わり、Seunghyeon Lee氏(博士課程)が発表を行います。

セッション5 (15:40-16:50) 情報技術
座長:Huai-Yue Liang(Hainan University 教授)
Dong-dong Yang(Tianjin University 教授)
Yonghoon Song(Seoul National University 准教授)
松尾 薫(大阪公立大学大学院 助教)

総括セッション,閉会式 (17:00-18:00)

 

(文責:社会連携委員会>国際小委員会)