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2022年度日本造園学会全国大会 ミニフォーラム・研究推進委員会フォーラムのご案内

2022年度日本造園学会全国大会の行事の一つとして,ミニフォーラム,研究推進委員会フォーラムを開催いたします。これらのフォーラムは,造園関連諸団体(公益団体や企業団体),地域の市民活動団体等との連携を図り,時節において重要かつ話題性に富んだ事項について自由に議論する場として設けたものです。
会員諸氏をはじめ多くの皆様のご参加を期待しています。

■開催日時:6月19日(日)15:05~18:15(各企画の所要時間は1:30)

■ミニフォーラム

・ 街路樹の包括管理の現状と課題
・ オルムステッドから考える公園の社会的役割とデザイン
・ 橋梁と堰堤のある風景の審美性を考える-名勝の視座から
・ 造園の魅力 ~産と学の連携の在り方~
・ カーボンニュートラルとその先に描く自然との共生
・ 次期生物多様性国家戦略の策定に向けた日本造園学会からの提言
・ 東京臨海部の再開発と「文化財庭園都市」

■研究推進委員会フォーラム

・ 日本庭園の“わざ”(伝承造園技術)をいかにして継承し,未来へつないでゆくか?
【日本庭園の「こころ」と「わざ」に関する研究推進委員会】
・ 流域治水とグリーンインフラ
【グリーンインフラ研究推進委員会】
・ 生態工学のアプローチによる「(仮称)生物多様性技術指針」の策定に向けて
【生態工学研究推進委員会】
・ 実践から読み解く風景計画の理論
【風景計画研究推進委員会】
・ 都市公園リノベーションの計画技法の体系はいかにあるべきか
【都市公園リノベーション計画技法研究推進委員会】

詳しいプログラム内容や開催場所,オンライン配信の有無と視聴方法等に関しましては,日本造園学会ホームページに掲載しますので,ご確認ください。

 

ミニフォーラム 開催概要

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■街路樹の包括管理の現状と課題

目的:我が国の街路樹は,美しい都市景観の主要素として期待されるが,市民要望等の社会的要因,剪定技術の低下等の技術的要因,予算削減等の経済的要因,街路空間における生育環境要因,生育に十分に環境が得られていない生理的要因,単年度工事や評価の不備等の制度上の要因によって,景観形成に資する生育が不十分な状況にある。今後は街路樹の維持管理費の削減が想定される中,落枝や大径木化等による様々な課題への対応と,質の高い維持管理の達成の両立が望まれている。

近年では,官民協働による街路樹等包括管理の取り組みが始まり,地域との連携によって景観の向上が図られるなど,現場から新たな育成管理のしくみが試行されている。本ミニフォーラムでは,取り組み始めている事例を共有し,実務的側面からこれからの街路樹マネジメントについて意見交換を行う。

主な参加者と役割:

話題提供1 「包括的な街路樹管理業務委託について(仮)」神戸市(予定)
話題提供2 「札幌市における街路樹行政(仮)」札幌市(予定)

進行       福井亘(京都府立大学)
コーディネーター 川口将武(大阪産業大学)
記録       赤澤宏樹(兵庫県立大学)

 

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■オルムステッドから考える公園の社会的役割とデザイン

目的:2022 年の今年,フレデリック・ロー・オルムステッド(1822-1903)は生誕 200 周年を迎える。オルムステッドの名は,ニューヨークのセントラルパークの共同設計者として,またランドスケープ・アーキテクチャーの創始者として広く知られているが,彼のデザインの背景にある社会思想は未だ十分に理解されていない。オルムステッドは,生活環境の改善と民主主義の醸成を目指して,ヨーロッパ各地の都市・公園緑地を参照しながらアメリカの公園像を模索した。一方,2023 年は,太政官布達第 16 号によって日本に公園制度が導入されてから 150 周年の節目である。近年では,官民の連携強化によって,ハードとソフトの両面から市民がより親しみやすい公園の在り方が模索されている。本フォーラムは,これからの日本の公園を展望するための足掛かりとして,オルムステッドおよびニューヨーク市の活動に焦点を当て,都市公園の社会的役割とデザインを再検討する。

主な参加者と役割:

モデレーター 近藤亮介(東京藝術大学)
話題提供者  島田智里(ニューヨーク市公園局)
話題提供者  平松宏城(株式会社ヴォンエルフ/株式会社 Arc Japan)

 

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■橋梁と堰堤のある風景の審美性を考える-名勝の視座から

目的:「名勝」は,人々に愛でられてきた風景を文化財として保護する歴史ある仕組みである。この指定基準には,「橋梁,築堤」という項目がある。「史蹟名勝天然記念物保存法」時代の保存要目(1920)から継承されている項目だが,100年を超える名勝のとりくみのなかで,当該基準を指定事由とする事例はわずか4件-錦帯橋(1922),猿橋(1932),和歌の浦(2010),満濃池(2019)-に留まっている。例えば北海道のタウシュベツ川橋梁等,人々を惹きつけている橋梁や堰堤の風景が各地に多々あるが,その風景の美しさを捉える評価軸が定まっていないことが理由のひとつではないかと考えられる。従って,風景を扱う造園学会において回を重ねてきた名勝のミニフォーラムとして,今回は「橋梁と堰堤のある風景」の審美性について考えることを主目的としたい。まず,「橋梁のある風景」「堰堤のある風景」の美とそれを捉えるまなざしについて,各々造詣が深い研究者の話題提供を受けたうえで,今後どのようなこれらの風景を名勝として評価し得るのか,未来に向けた議論を深めていきたい。

主な参加者と役割:

解説 平澤毅(文化庁)-指定基準二「橋梁,築堤」に関する現状と課題(仮)
話題提供者 岡田昌彰(近畿大学)-橋梁の風景の魅力を語る(仮)
話題提供者 村上修一(滋賀県立大学)-堰の風景の魅力を語る(仮)
コメンテーター 亀山章(日本自然保護協会理事長)
ディスカッション 黒田乃生(筑波大学),井原縁(奈良県立大学)ほか

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■造園の魅力 ~産と学の連携の在り方~

目的:造園学会は,現在,産官学のより一層の連携のもと,ランドスケープ分野の新たなフロンティアの開拓を模索している。そこで今回は,「産」の施工界と「学」の大学に焦点を当て,その連携の在り方について探究する。

造園の施工界と大学が幅広く柔軟で臨機応変に対応できる連携こそが,造園界を盛り上げる機運となるはずである。そのためにはまず,双方の現状,お互いに期待すること,連携の意図や目的・目標を十分に理解し,認識を新たにする必要がある。

本ミニフォーラムでは,双方の議論を受け,産業界と学会がそれぞれ果たすべき役割や共に取り組むべき事業などの方向性等を展望していくきっかけとする。

主な参加者と役割:(予定)

話題提供:
(施工界)
松戸克浩((一社)日本造園建設業協会 地域リーダーズ総リーダー,(株)新松戸造園)
中峰勝美((一社)日本造園建設業協会 女性活躍推進部会委員,(株)岩本石庭)
(大 学)
柳井重人(千葉大学大学院園芸学研究院,(公社)日本造園学会 副会長・理事)

コーディネーター:荻野淳司((一社)日本造園建設業協会 技術副委員長,(公社)日本造園学会 副会長・理事)

司  会:古積昇((一社)日本造園建設業協会 地域リーダーズ サブリーダー,古積造園土木(株))

連携する団体:(公社)日本造園学会,(一社)日本造園建設業協会

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■カーボンニュートラルとその先に描く自然との共生

目的:改正温暖化対策推進法に基づき,再生可能エネルギー導入促進区域の設定等,脱炭素に向けた自治体でのランドスケープレベルでの計画策定が 2022 年春から本格化する。

自然豊かな地域においては,特に再生可能エネルギー施設の導入と生物多様性の保全の両立への配慮が必要となる。いかにゾーニングを行い,環境を保全し,地域文化を守り育てていくのか,地域住民を中心に産学官民が知恵を絞り連携してランドスケープ計画を策定していく必要がある。

そこで本フォーラムでは,再生可能エネルギー導入と生物多様性保全の両立を図るためのランドスケープ計画策定のための,調査やゾーニング,地域での合意形成に向けた利害調整,地域の環境保全取組みに関わっている立場の異なる実務者による話題提供及び討論を行い知見の共有を図るとともに,カーボンニュートラルのその先に,どのような環境や暮らしを実現したいのか,そのためにはどうしたらよいのかを考える契機とすることを目的とする。

主な参加者と役割:

・環境省自然環境局野生生物課長 則久雅司(話題提供:再生可能エネルギーと自然環境の保全,特に野生生物行政との両立)

・自然電力株式会社代表取締役 磯野謙(話題提供:各地域に適した自然エネルギーを活用しながら,地域の課題を解決し,魅力を引き出す 。)

・羽幌シーバードフレンドリー推進協議会会長 濱野孝(話題提供:羽幌町における風力発電の状況と海鳥保護に向けた取組)

・北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科 寺林暁良(話題提供:地域における再生可能エネルギーの合意形成と利害調整)

・北海道大学公共政策大学院中尾文子(司会 進行/導入及び総括)

連携する団体:環境省自然環境局野生生物課,自然電力株式会社,羽幌シーバードフレンドリー推進協議会,北星学園大学文学部心理・応用コミュニケーション学科,北海道大学公共政策大学院

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■次期生物多様性国家戦略の策定に向けた日本造園学会からの提言

目的:2030年までの生物多様性の世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)は,2022年に中国で開催されるCOP15で採択される予定となっている。また,これを実施するための我が国の次期生物多様性国家戦略の検討が進められており,本年中に策定される予定である。

日本造園学会学術委員会では,次期生物多様性国家戦略がより効果的なものとなるよう,2月に次期生物多様性国家戦略への提言を提出した。

本ミニフォーラムでは,この内容を紹介するとともに,
①様々な保護・保全地域の統合的推進を視野に入れた生物多様性地域戦略の方向性
②造園・緑地が持つ知見をもとにした自然環境を活用した地域課題の解決の進め方
を中心に,次期生物多様性国家戦略での提言の実現と,自然環境を活用した地域課題の解決の推進に向けた地域空間計画の充実・強化を含む生物多様性地域戦略のあり方を議論する。

主な参加者と役割:

司会進行 渡辺綱男(国連大学)

(話題提供:タイトルは仮)
・次期生物多様性国家戦略の策定に向けた日本造園学会からの提言の概要:大久保悟(農研機構)
・市民や民間の力を取り込んだ生物多様性保全の推進:一ノ瀬友博(慶大)
・次期生物多様性国家戦略の下での生物多様性地域戦略のポイント:増澤直(株式会社地域環境計画)
(コメント)提言に対する環境省からのコメント:中澤圭一(環境省)
(討論)次期生物多様性国家戦略での提言内容の実現と,自然環境を活用した地域課題の解決の推進に向けた地域空間計画の充実・強化を含む生物多様性地域戦略のあり方。
(総括)下村彰男(國學院大學)

連携する団体:(一社)自然環境共生技術協会(NECTA),環境省,国連大学

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■東京臨海部の再開発と「文化財庭園都市」

目的:東京臨海部には,かつて多くの潮入りの庭園があった。現在も残る旧芝離宮恩賜庭園,浜離宮恩賜庭園,そして築地市場跡地にかつて存在した浴恩園は,いずれも海の自然をデザインした潮入りの池を持つ大名庭園であった。われわれは,これらの臨海部の庭園群を現代都市のグリーンインフラとして活かし,庭園を中心に多様なステークフォルダーと共につくりあげていく「文化財庭園都市」を提唱している。都市と海との共生方法をあらわしているランドスケープである庭園を現代都市にどのように活かしていくか。本フォーラムでは,現在,東京臨海部で進みつつある都市開発プロジェクトと庭園の関係を紹介しながら,都市と庭園の機能のあり方を見直し,ポストコロナ時代,庭園が牽引する新しい都市への再編について,議論・意見交換することを目的とする。

主な参加者と役割:

〇企画・運営:竹内智子(千葉大学):趣旨説明・司会進行

〇話題提供
・ 内藤結子(港区):東京臨海部の開発事業の今
・ 菊池正芳(公益財団法人 東京都公園協会):庭園とエリアマネジメント
・ 石綿優大郎(千葉大学):旧芝離宮恩賜庭園を観賞する人と範囲の変遷
・ 千葉大学竹内研究室:海の自然と共生する新しい文化財庭園都市
・ 樋渡達也(武蔵野文化協会):東京の海と庭園のこれから

〇コメント
・ 平澤毅(文化庁)/他(調整中)

〇総評:亀山章(東京農工大学名誉教授)

連携する団体:千葉大学,(公益財団法人)東京都公園協会,武蔵野文化協会,文化庁,港区

 

研究推進委員会フォーラム 開催概要

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■日本庭園の“わざ”(伝承造園技術)をいかにして継承し,未来へつないでゆくか?

目的:日本造園学会日本庭園の「こころ」と「わざ」に関する研究推進委員会では,日本庭園をかたちづくる技術を,1)重量物の運搬に関する技術,2)地割の築造・土工・地形造成に関する技術,3)池泉・水工に関する技術,4)石の吊り上げ・据え付けに関する技術,5)樹木の繁殖・造形・植栽・整枝に関する技術,6)庭園施設の工作・組み上げに関する技術,7)小仕事技術,8)庭園管理に関する技術(樹木の剪定などの管理を除く),の 8 つに大別し,個々の技術の詳細なリストづくりを進めている。

今回のミニフォーラムでは,上記の日本庭園の伝承造園技術が,国内外の団体等によって如何にして継承され,後継者の育成の取り組みがなされているのかを確認しつつ,未来へつないでゆくためには,いかなる取り組みが重要かを議論する。本フォーラムでは,伝承技術とともに,使用道具と技能者(庭師)の使用言語についても検討対象としつつ,日本庭園の技術が有する価値の多面的視座を得るための議論を展開したい。

主な参加者と役割:

話題提供・総合討論 寺石隆一氏(日本造園組合連合会)
話題提供・総合討論 高橋康夫氏(日本庭園協会)
話題提供・総合討論 内山貞文氏(ポートランド日本庭園)
話題提供・司会・コメント 粟野 隆(東京農業大学)

連携する団体:日本造園組合連合会,日本庭園協会,ポートランド日本庭園,日本造園学会日本庭園の「こころ」と「わざ」に関する研究推進委員会

 

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■流域治水とグリーンインフラ

目的:流域治水の取組においては,従来の河川・下水道管理者等による治水に加え,自然環境が有する多様な機能を活用したグリーンインフラを,官民連携・分野横断によって推進していく必要性が指摘されている。しかし,その具体的な展開の方法については未だ十分な議論が行われているとはいえない。本ミニフォーラムでは,流域治水を推進していくうえでのグリーンインフラの取組の意義や方法,課題等について,関係する分野の専門家をお招きして横断的な議論を展開する。

主な参加者と役割:

話題提供:タイトルは仮

・流域治水の枠組みと制度:中村圭吾氏(グリーンインフラ官民連携プラットフォーム技術部会,公益財団法人リバーフロント研究所)
・緑地政策からのアプローチ:五十嵐康之氏(国土交通省都市局公園緑地・景観課)(予定)
・農地・農業からのアプローチ:吉川夏樹氏(新潟大学農学部農学科)
・生態系保全と防災・減災〜環境政策からのアプローチ(Eco-DRR):蔵本洋介氏(環境省自然環境計画課生物多様性戦略推進室)

コメンテーター:下記の連携する団体から数名を予定

モデレーター:木下剛(千葉大学),一ノ瀬友博(慶應義塾大学)

連携する団体:公益社団法人日本造園学会グリーンインフラ研究推進委員会,公益社団法人日本都市計画学会「グリーンインフラの計画的展開と社会実装研究会」

 

2022年6月19日(日)15:05~16:35

■生態工学のアプローチによる「(仮称)生物多様性技術指針」の策定に向けて

目的:近年,自然山岳域や農山村域のみならず,都市域の公園緑地や公共施設緑地,民間の工場緑地や商業施設等において,生物多様性の保全を目的とした生態的な空間づくりが数多く整備されている。そこにおいては,これまで培われてきた造園技術を基礎としつつ,生態工学の知見を加えた生態的な空間づくりが個々に創意工夫のもとに展開している。生物多様性国家戦略も次のステージに移行する中,造園技術の一つの領域として,生態工学のアプローチは今後ますます重要になると我々は考えている。ただし,その技術を広く一般化し,主に都市域の緑地において生物多様性の保全に寄与する造園工事の普及を図るには,品質を確保するための技術指針が不可欠となる。そこで本ミニフォーラムでは,生態工学の理論と各地の生態的な空間づくりの施工技術の蓄積を基に,技術の体系,対象技術の評価,指針のプロセスを整理することで「(仮称)生物多様性技術指針」の策定に向けた議論を行う。

主な参加者と役割:

【企画の趣旨】
宮本渉(生態工学研究推進委員会)

【生きもの空間づくりの系譜】
大澤啓志(生態工学研究推進委員会/日本大学)

【生物多様性技術指針の方向性】
八色宏昌(生態工学研究推進委員会/景域計画株式会社)

【(仮)ランドスケープ設計における生物多様性技術と課題】
向山雅之(株式会社竹中工務店)

【ディスカッション】
コメンテーター:未定(国土交通省公園緑地・景観課)
春田章博(生態工学研究推進委員会/春田環境計画事務所)

【まとめ】

【司会】
徳江義宏(生態工学研究推進委員会/日本工営株式会社)

連携する団体:日本造園学会生態工学研究推進委員会

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■実践から読み解く風景計画の理論

目的:2021年度全国大会企画フォーラム「これからの風景 多様な体験や価値付けの共有」では,コロナ禍で風景リテラシーや価値観が変化する中で,風景計画研究分野での新たなパラダイムを検討するために,風景計画研究の統合的研究のアプローチについて議論が深まった。そこで,2022年度の風景計画研究推進委員会のミニフォーラムでは,学問領域で蓄積されてきた風景計画の概念,理論,計画論を,社会変化に適応する風景計画としてだれもが実践できるように,風景計画や風景づくりの実践例から風景計画の理論,読み解きを再考する。具体的には現場のケーススタディから,そのフィールドにおける風景の課題を解決するために実践した,目標像の設定および共有手法や操作手法等を発表者が紹介し,実践から風景計画の理論との関係性を考察する。本フォーラムにより人と空間及び人と人の新たな関係性の構築について議論を深める。

主な参加者と役割:

【ミニフォーラム趣旨説明】
伊藤弘(筑波大学芸術系世界遺産専攻)

【実践から読み解く風景計画の理論】
事例1:修験道の山の風景計画-出羽三山の事例- 上田裕文(北海道大学観光学高等研究センター)
事例2:図と地からみる阿蘇の草原保全計画 町田怜子(東京農業大学)
事例3:風景認識モデルにおける「情報」に着眼した風景評価の実践 高瀬唯(茨城大学)

【総合討論】
コメンテーター
伊藤 弘 筑波大学芸術系世界遺産専攻
松島 肇 北海道大学大学院農学研究院
上田 裕文 北海道大学観光学高等研究センター
温井 亨 東北公益文科大学
入江 彰昭 東京農業大学地域環境科学部
小島 周作 株式会社メッツ研究所
小林 昭裕 専修大学経済学部
高山 範理 (国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
田中 伸彦 東海大学観光学部
高瀬 唯 茨城大学農学部
武田重昭 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
寺田 徹 東京大学大学院新領域創成科学研究科
古谷 勝則 千葉大学大学院園芸学研究科
松井 孝子 株式会社プレック研究所
水内 佑輔 東京大学大学院農学生命科学研究科
山本 清龍 東京大学大学院農学生命科学研究科
上原 三知 信州大学学術研究院農学系
村上 修一 滋賀県立大学環境科学部
渡邊 貴史 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
町田 怜子 東京農業大学地域環境科学部

連携する団体:日本造園学会風景計画研究推進委員会

 

2022年6月19日(日)16:45~18:15

■都市公園リノベーションの計画技法の体系はいかにあるべきか

目的:今後,我が国の都市公園事業は「新設」が減少し,「リノベーション」に置き換わっていくものと考えられる。ランドスケープ界においては,その事業量を確保していくためにこの「リノベーション事業」を計画的に事業化し,着実に実施していく体制整備が必要となっている。

このようななか,近年各地でリノベーション事業が進められるようになってきたが,その事業経緯を見ると新設公園のようにマスタープランから始まる計画的な整備というよりも,その現場ごとに生じた事情などをきっかけに事業化されたものが多く,どのような計画手法でリノベ事業化の対象地を選定し,どのように計画内容を検討し,どのように実現していくのか,体系的に確立したものがない。

さらに,リノベーション事業は,更地に計画し,建設していく新設事業とは異なり,既存の公園施設を作り替え,さらに多様な主体を巻き込み新たな機能を発揮させていくものであり,事業・計画手法の内容が多様化,高度化して各自治体の現場では手探りで事業が進められている。

そこで,本研究推進委員会ではリノベーションの計画技法を体系的に明らかにしていくことに取り組んできたが,これまでの検討内容を会員と共有し意見交換を通じてさらにその内容を深めるべくこのフォーラムを企画する。

主な参加者と役割:

1.平田富士男(兵庫県立大学)
事例の整理から見た現行のリノベーション事業の業務内容とそこでの課題

2.今西良共(岐阜県立国際園芸アカデミー)
リノベーション事業を計画的に事業化させるためのマスタープラン策定と推進のあり方

3.町田誠((一財)公園財団)
多様な主体を巻き込み,できる限り多くの公園の価値向上を図る制度運用のあり方

4.米田剛行(東京都公園緑地部公園建設課)
歴史を積み重ねた文化資産としての公園の現在価値を向上させる大プロジェクトの計画管理手法と民間事業連携のあり方

以上の話題提供をもとに議論を進め,新設の計画技法との差異の明確化し,これからのリノベーションの時代において,ランドスケープ界が取り組むべき計画技法研究のテーマの抽出を行う

連携する団体:ランドスケープ経営研究会,日本造園学会都市公園リノベーション計画技法研究推進委員会

  • 連絡先

    公益社団法人
     日本造園学会事務局

    〒150-0041
    東京都渋谷区神南1-20-11
    造園会館6階

    Tel: 03-5459-0515
    Fax: 03-5459-0516

    office@jila-zouen.org

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